インチキ統計は厳罰!統計の信頼性向上に向け法改正―中国

Record China    2009年6月29日(月) 11時48分

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2009年6月27日、第11期全国人民代表大会常務委員会第9回会議において統計の改ざん及び偽造の厳罰化を盛り込んだ「中華人民共和国統計法」の改訂案が可決された。2010年1月1日より施行される。写真は今年4月、仕事にあぶれた出稼ぎ農民。

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2009年6月27日、第11期全国人民代表大会常務委員会第9回会議において統計の改ざん及び偽造の厳罰化を盛り込んだ「中華人民共和国統計法」の改訂案が可決された。2010年1月1日より施行される。BBC放送は「中国政府が虚偽の統計取り締まりの強化に乗り出した」と報じている。28日、環球時報が伝えた。

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中国の統計の信頼性は国内外の専門家から疑惑の対象となってきた。その歴史は長く、最も典型的なものは1958年から始まった大躍進だった。近年、統計のごまかしは再び増加しているとも伝えられている。

27日付新華社のコラムは2004年に重慶市のある農村で起きた事件を紹介した。現地政府は上半期内に財政収入の50%を確保するという目標を達成するため、ある企業の生産額300万元(約4170万円)に0を1個足し、3000万元(約4億1700万円)に改ざんしたという。

こうした統計の改ざんにより中国では経済や社会の実態を正確に把握することが困難となっている。厳罰化により統計の信頼性が高まることが期待される。(翻訳・編集/KT)

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