数万人が甲状腺腫に?!ネットの噂を当局が否定―山東省[シ荷]沢市

Record China    2009年6月25日(木) 11時32分

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2009年6月、あるネット掲示板に山東省[シ荷]沢市東明県で数万人もの甲状腺腫患者が発生していると告発する記事が掲載され注目を集めた。工場排水が飲料水を汚染したためと指摘されている。資料写真。

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2009年6月、あるネット掲示板に山東省[シ荷]沢市東明県で数万人もの甲状腺腫患者が発生していると告発する記事が掲載され注目を集めた。工場排水が飲料水を汚染したためと指摘されているが、当局の検査の結果、水質に問題がないことが確かめられたという。24日、斉魯晩報が伝えた。

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「大量の排水が東明県市街地の地下水を汚染し、もはや飲めなくなってしまった。また二酸化炭素と二酸化硫黄の排出により空気汚染も発生している」と掲示板の書き込みは告発している。告発は大きな反響を呼び、「県第一中学教師の一家では半数以上の家族が甲状腺腫を患っている」「定年した県官僚の健康診断の結果、60%に甲状腺腫が認められた。この比率を当てはめれば、市街地全域では5〜6万人が発症している計算になる」などの風聞が流れた。

23日、[シ荷]沢市水質観測センターは地下水の調査結果を発表、フッ素化合物の含有量が超過していたこと、濁りが見られたこと以外はすべて「国家生活飲用水衛生基準」に合致していたと発表した。また23日に噂の元となった記事「東明県で数万人が突発性甲状腺腫瘤を発病」をネット掲示板に発表した人物が再び記事を発表、最初の告発は他サイトに転載される際に悪意に満ちた改変が施されており、人々の不安を呼ぶ卑劣な行為だと怒りをあらわにしている。(翻訳・編集/KT)

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