「命売ります」相談相手を求め座り込む男性―広西柳州市

Record China    2006年10月20日(金) 12時19分

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「命売ります」と書かれた紙を置き、歩道橋に座り込む若者。たった一人で柳州市に出てきたが、財布を失い知人もいないという。

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2006年10月19日の午前10時30分ごろ、広西(こうせい)チワン族自治州柳州(りゅうしゅう)市五一路の歩道橋で、ある若い男性が座り込んでいた。彼の前には手の平ほどの大きさの紙が置かれ、それには「命売ります」と書かれていた。通りがかりの人々は、これを読んでみな驚いた。

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話を聞いたところ、この若者は柳州市に来て仕事を探していたがなかなかうまくいかず、さらに先日路線バスに乗った時に財布をなくし、現金や卒業証書などをすべて失ったという。これで仕事を探すことが余計難しくなってしまった。

彼は相談相手が欲しくなったが柳州市に1人も知り合いがいないので、この方法をもって人々の注目を集めることにした。レコードチャイナのカメラマンは午前中ずっと彼のそばにいたが、正午12時までに15人が彼に声をかけた。

若者の事情を聞いた人々はさまざまなアルバイスを出し合い、さらに1人の中年女性は20元(約300円)のお金を渡そうとしたが、彼はそれを断った。人々の励ましを得て、これから頑張って仕事を探しにいくと気をとり直した。最後に、レコードチャイナのカメラマンが質問した。「なぜ命を売ると書いたの?」と。答えはごく簡単だった。「応援してくださいと書くと、みんなに詐欺師と思われるので、誰も近づいてこないでしょう。だからあのように書いたんです」。

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