私営企業の95%が「富は三代続かず」の宿命=次代への「勤勉」承継が難しく―中国

Record China    2009年6月23日(火) 8時40分

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22日、中国青年報は、「富は三代続かず」が中国で普遍化している原因を分析、特に子女教育に大きな欠陥があると指摘した。写真は北京セレブのパーティー。キューバ葉巻の吸い方をキューバの葉巻師が実演。

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2009年6月22日、中国青年報は、「富は三代続かず」が中国で普遍化している原因を分析、特に子女教育に大きな欠陥があると指摘した。

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ある調査によると、改革開放以後、中国の私営企業数は300万を超えたが、後継者問題によって95%以上の私営企業が「富は三代続かず」の宿命を逃れることができないという。富豪の子弟のうちわずか10%だけが父母の人格や向上心、勤勉さを受け継いでいるとの研究結果もある。1代目が築いた富を、孫の代まで待たずして子の贅沢三昧で使い果たしてしまう現象は、中国では普遍的だ。

同紙は、その最大の原因は子女教育の失敗にあると分析している。子には苦労をしてほしくないと考える親が、必要以上の金銭を与えてしまい、働く苦労を知らない子供に浪費の習慣だけはつけさせてしまう。裕福な中国家庭では子供を海外に留学させるのが一般的だが、一部の金持ちの留学生の浪費ぶりには目を疑うものがある、と同紙。ある資料によると、留学生の平均的な生活費は10万元(約140万円)ほどだが、100万元(約1400万円)、200万元(約2800万円)も生活費にかける「セレブ」もいる。

富を幾代にもわたって継承するためには、人格・道徳教育、倹約教育などが鍵だと同紙は「提言」した。(翻訳・編集/津野尾)

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