Record China 2009年6月17日(水) 12時47分
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16日、中国文化部の蔡武部長は、中国の文化産業が、「縮小」「弱体化」「分散化」 の傾向にあり、コピー能力は高いが創造力に欠ける現状に憂慮を示した。資料写真。
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2009年6月16日、中国文化部の蔡武(ツァイ・ウー)部長は、中国の文化産業が「縮小」「弱体化」「分散化」 の傾向にあり、コピー能力は高いが創造力に欠ける現状に憂慮を示した。人民日報が伝えた。
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国際連合貿易開発会議の「08年クリエイティブ・エコノミー・レポート」によると、中国の文化製品の輸出額は世界の19%を占めており、世界最大の文化製品輸出国となっている。しかし、中国が著作権や版権を持つ製品の割合は約6分の1に過ぎず、コピー能力は高いが創造力に欠けるという実態を表している。
蔡部長は「今日の中国は、西洋文化と中国伝統文化の融合、旧思想と新思想の衝突など、新たな文化が生まれる土壌が出来上がっている」とした上で、「こうした好条件にもかかわらず、多くの人が新たな文化創造のための苦労や時間を費やすことを厭い、金儲けのために他人を模倣している」と語り、「才能があっても苦労に耐えられず、目先の金儲けに目がくらんだり、功を急いだりして潰れていく」と嘆く。
さらに蔡部長は「現在は、質よりも量を重視し、気軽さやスピーディーさを重宝する一方で、著作権保護などが軽視されており、創造する側にとってその弊害は大きい」と指摘、「環境や体制作りに努力し、中国国民が本来持つ文化創造力を刺激していかねばならない」と語った。(翻訳・編集/HA)
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