2009年6月11日、中国税関総署が発表した09年5月の貿易統計によると、同国の輸出額は前年同期比26．4％減の887．6億米ドル、輸入額は同25．2％減の753．7億米ドルだった。輸出は7カ月連続のマイナスで、減少率は少なくとも過去10年では最大となった。

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世界金融危機のあおりを受けた不景気が続く中、中国では内需は盛り返しをみせているものの、外需については厳しい状況が続いている。

5月、輸出額の減少率は1−4月平均の減少率を5．9ポイント上回った。ただ、輸入額の減少率は1−4月平均より3．6ポイント下がっていることなどから、12日付中国証券報は「輸出の減少率も6月には低下を始め、通年ではプラスに転じる」と予測する専門家の声を伝えている。（翻訳・編集/東亜通信）