中国初の斜張橋、お役目終了で爆破―重慶市

Record China    2006年10月18日(水) 11時11分

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三峡ダムの貯水にともない、将来水上交通の障害となる雲安の斜張橋を爆破して川に沈めた。

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2006年10月17日の正午、重慶(じゅうけい)市雲陽(ウンヨウ)県の雲安(ユンアン)斜張橋(しゃちょうきょう)が爆破された。三峡ダムの第三期貯水にとって最後の障害であった橋は、白い水煙をたてて川底に沈んだ。

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雲安の斜張橋は中国初の斜張橋である。斜張橋とは塔から斜めに張ったケーブルを、橋げたに直接つないで支える構造の橋だ。この橋は長江の支流である湯渓(タンシ)河の、1000年の歴史を持つ村・雲安鎮に位置し、1974年に建造された。

橋は全長153m、高さ25m、幅3.7m。この建設によって、中国の技術者は橋梁建設の貴重な経験を積んだ。また橋は、三峡の製塩工業に積極的な貢献をした。

10月3日に三峡ダムの第三期貯水を始めてから雲安鎮は水没し、雲安の斜張橋もだんだん川に飲み込まれた。この橋は将来必ず航路の障害となることが分かっていたため、今回早めにとり壊し、その使命を終らせることになったのだ。

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