2009年6月3日午前8時頃、江蘇省如東県人民公園の動物園から若いライオンが逃走した。付近の川を渡り、対岸の住宅街へ逃げ込む寸前だったため、近隣の住民はパニックに陥った。人民図片網の報道。

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通報を受け、警察官や消防員ら合わせて40人が駆けつけたが、早朝ということもあり、ライオンはまだ餌を食べておらず、お腹を空かせた状態。警官らは危険性が高いと判断し、住民には戸外へ出ないように勧告、付近の学校にも校舎外へ出ないよう注意を呼びかけるなど、細心の注意を払った上で、川を泳ぐライオンの捕獲作戦が開始された。

川岸に人員を配置し、ライオンが陸へ上がろうとするのを阻止しつつ捕獲用のワナを設けたが、ライオンの捕獲は難航。ライオンは空腹の上、捕まるまいと激しく暴れ、きわめて危険な状況となったが、動物園の飼育員がライオンに麻酔を打ち、ロープで引き上げ、ようやく檻に入れることに成功したという。（翻訳・編集/岡田）