2009年6月2日、環球時報によると、韓国紙「朝鮮日報」は1日、国連の平和維持活動が世界各地で行われる中、中国への評価が高くなっていると報道した。同紙は国連事務次長らの言葉を挙げ、「派遣人員が増加しているだけではなく、中国からの部隊は各地で歓迎を受けている」と絶賛を受けている様子を伝えた。

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国連の平和維持活動部門を担当するリ・ロイ事務次長は「中国派遣部隊の規律は素晴らしく、指揮系統もしっかりしている。ハイチやダルフールでの活動を問わず、中国部隊の宿営地はすぐそれと分かるほどだ。将兵、エンジニア、医師の資質も高い」と絶賛した。

中国は軍事部隊のほか、医療、エンジニア、治安維持などの人員も派遣している。国連駐在の中国人外交官によると、「中国の平和維持部隊は2200人と多いとはいえないが、活動は非常に目立つ」という。さらに「平和があれば投資のチャンスも関わってくる」と付け加え、ビジネス的にも大事な活動だと語った。

欧米諸国はアフガニスタンやバルカン半島に部隊を派遣するが、中国部隊はアフリカなどその空白を補う形となっている。さらに、各国は経済的な支援を中心にする形にシフトしており、軍隊派遣は減少する傾向にある。国連のゲーノ前事務次長は「中国部隊は外交官となるだけではなく、平和維持活動への注目度をさらに高める役割を担うだろう」と語った。（翻訳・編集/小坂）