2009年6月2日、中国経済周刊によると、中国国際経済交流センターの事務局長で元国家商務部副部長の魏建国氏がこのほど同誌の取材に応じ、政府がまもなく、輸出支援のための政策を発表するとの見方を示した。

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これまで、経済成長を外需の伸びに頼ってきた中国では、世界金融危機による外需の低迷が国内経済に与えたダメージが極めて大きい。そのため政府は輸出増値税の還付率を引き上げる対策をとることで、輸出企業を支援してきた。

魏氏によると、政府はこのほど開いた会議で、より一層の貿易支援策の発表を決めており、その詳細がまもなく発表される見通しだという。

中国の貿易額は輸出入ともに6カ月連続で前年同期を下回っている。輸出は09年2月に前年同期比25．7％減と過去最大の減少率を記録した後、3月には17．1％まで下がり、このまま回復に向かうとの期待も出たが、4月、再び減少率が拡大した。魏氏は「今後も輸出の減少は続くものの、減少率は次第に下がり、通年ではV字で回復する」と予測している。（翻訳・編集/東亜通信）