Record China 2009年6月2日(火) 14時7分
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2009年5月30日、フランスにある複数の中国系市民団体は、パリ市がダライ・ラマ14世に名誉市民号を贈るとのニュースに反発、パリ市長宛の抗議の書簡を送った。写真はチベット・ラサ市のポタラ宮。
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2009年5月30日、フランスにある複数の中国系市民団体は、パリ市がダライ・ラマ14世に名誉市民号を贈るとのニュースに反発、パリ市長宛の抗議の書簡を送った。6月1日、環球時報が伝えた。
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5月26日、パリ市はドラノエ市長がダライ・ラマ14世と会見すると発表、名誉市民号を授与する見通しであると明かした。中国政府は反発したが、フランス外務省は「市の決定でありフランス政府は一切関与していない。だから仏中関係には影響しないと考えている」とコメントした。
中国系フランス人30人以上が所属するある団体は先週末に抗議文をパリのドラノエ市長に送った。「フランス在住の中国人、中国系フランス人は、ダライ・ラマに名誉市民号が贈られるとのニュースを聞き驚いています。あなたとパリ市のふるまいは仏中の友好関係を深刻に傷つけ、フランスの華人華僑全体の利益を損なうものとなります。よくご存知かと思いますが、ここ1年以上も続いた仏中の緊張はすべてダライ・ラマとその信奉者が北京五輪を妨害しようとしたことによるものです」との内容だった。複数の団体が同様の抗議文を送っているという。
昨年は3月のチベット暴動とフランス政府の批判、パリ聖火リレーの妨害事件、サルコジ仏大統領とダライ・ラマ14世の会見などが相次ぎ仏中関係は一気に悪化した。現在も両国関係にしこりが残るなか、名誉市民号の授与は新たな火種となる可能性がある。(翻訳・編集/KT)
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