Record China 2009年6月1日(月) 20時10分
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5月28日、浙江省嘉興市の漁師が体重11 kgにも及ぶ巨大ネズミを捕獲。前代未聞の大きさに住民たちは「中国最大ネズミ」だと興奮気味だが、専門家は「ヌートリア」ではないかと見ている。
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2009年5月31日、浙江省の「今日早報」によると、同省嘉興市長新村の漁師、王建華(ワン・ジエンホア)さんは28日夜、漁場に仕掛けていたワナにかかった魚を食い荒らしている動物を捕まえた。
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ネズミだと思った王さんは動物に静かに近づくと、その頭部を棍棒で一撃。動物は即死したため、村に持ち帰って人々に見せた。「巨大ネズミ」は体長1.2m以上、4本の脚は大きく、ヒゲの長さは20cmほど。外に向かって生えているキバ4本の長さは7〜8cm、体重は11.1kgもあった。
村民たちのなかには「こんな大きなネズミは見たことがない。これは『ネズミの王様』だ。だから食べちゃいけない」と言う老人や、「いや、突然変異で大きくなった」とか「ネズミに似た他の動物では?」との意見も出て、大騒ぎに。さらに、この「ネズミ」の写真がインターネット上に掲載されるとアクセスが殺到するほどの人気となった。
だが、杭州野生動物世界動物管理部の責任者、曹天海(ツァオ・ティエンハイ)氏は「これはおそらくヌートリアだろう」と指摘した。その理由として「ネズミがこれほど大きくなることはない」ことと「姿形や毛皮や色にヌートリアの特徴が見られる」と説明している。曹氏はさらに、「最近では少なくなったが、中国では1950年代から毛皮を目的にヌートリアの養殖が開始され、1990年代には盛んに養殖されていた」と話している。(翻訳・編集/本郷)
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