2009年5月29日、環球時報は米軍および韓国軍の高官の発言を引用し、両国は北朝鮮が軍事行動に出た場合の対応準備を進めていることを伝えた。

【その他の写真】

28日、ジョージ・ケーシー米陸軍総参謀長は、「もし朝鮮半島で戦争が勃発した場合、米国は参戦するか？」との質問に答え、「簡単にお答えする。答えはイエスだ」と発言した。開戦準備は90日間程度が必要となるが、その間にも有効な打撃を与えることは十分に可能だと述べている。ただしケーシー総参謀長は北朝鮮との戦争はおそらく伝統的な陸上戦とはならないとして、北朝鮮の行動は核兵器を用いた威嚇やその使用などになることを示唆した。

また29日付の韓国紙・中央日報によると、韓国国防部高官が28日に「北朝鮮の挑発的な攻撃があればただちに反撃せよ」との命令を下したことを伝えた。即座に有効な反撃を加えることで戦闘を拡大させない方針だという。（翻訳・編集/KT）