「交易会で通訳やります」学生たちの熾烈な競争―広東省広州市

2006年10月13日、広州交易会が開催される2日前、広東（かんとん）省広州（こうしゅう）市にある大会の会場入り口にたくさんの大学生が集まり、それぞれが得意な外国語や連絡方法などを書いた看板を持って、通訳の仕事を探している。

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この2日後の15日に、「第100回広州中国輸出商品交易会（広州交易会）」が開幕する。商務部の説明によると、今回は10月30日まで行なわれるとのこと。これは中国全土から選ばれた商社やメーカーが、輸出向け商品の商談を行う中国最大の見本市。今回は約1万4000の企業が参加し、商品の展示面積が28.2平方メ−トルと、これまででも最大規模となる。開幕式には温家宝（おんかほう）首相も姿を現す予定だ。

この広州交易会はまだ開幕していないが、会場入り口ではすでに、通訳希望者の戦いが始まっている。大学生たちはこの機会を利用して仕事の経験を増やし、また毎日200〜300元（約3000〜4500円）の収入を得たいと思っている。広州交易会が行なわれる時期には、毎年多くの学生たちがこの通訳の営業活動に参加する。もちろん彼らの競争の激しさは、会場内の企業間の競争と比べて決して劣るものではない。