2009年5月16日、韓国紙「朝鮮日報」は、「独自開発こそ活路、加速する中国の自動車国産化」と題する記事を掲載した。環球時報が伝えた。

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同紙によると、今年に入ってから、「北京現代汽車（北京ヒュンダイ）」をはじめとする中国の自動車メーカーが順調に売り上げを伸ばしているという。世界の大手メーカーが不振にあえぐなか、今年1〜4月、中国の自動車販売台数は前年同期比9．4％増の383万台に上り、米国を抜いて世界最大の自動車市場となった。

中国は、独自ブランドの開発に力を注ぎ、市場競争力を高めているようだ。「いまの市場の動きをみるに、中外合弁企業について言えば、今後、外国企業の役割は縮小していくと見込まれる」と同紙は指摘する。先月開催された上海モーターショーでも、ブースの配置のせいか、中国メーカーの子会社のようにみえた外国メーカーも少なくなかったという。「（配置は）外資企業に対する中国側の見方がはっきり反映されたものとなっていた」と論じている。

中国進出の先駆けと言える独フォルクス・ワーゲンは昨年4月、「朗逸（Lavida）」や「新宝来（New Bora）」など中国で開発した新型車を発売した。また、各メーカーが独自ブランドの開発に着手しており、広汽本田は新型車を来年発売するとしている。「合弁企業が中国独自のブランドを次々押し出すなかで、外資企業の影響力は徐々に低下していくものとみられる」と分析している。（翻訳・編集/SN）