2009年5月12日、米中国語ニュースサイト・世界新聞網によると、米太平洋艦隊のロバート・ウィラード（Robert Willard）司令官は3月から相次いで起きた米中艦船による摩擦について、両国間で解決を図るための話し合いが持たれていることを明かした。環球網が伝えた。

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今年3月、南シナ海で海洋調査を行っていた米音響測定艦「インペッカブル」が中国艦船5隻に取り囲まれ、妨害を受けた。これに続き、今月1日も中国近海の黄海で活動中の米海軍調査船「ビクトリアス」が中国漁船2隻に異常接近されている。中国側はいずれも「米側が許可を得ず中国の排他的経済水域（EEZ）内で活動を行った」として強く抗議。両国間の緊張が続いている。

ウィラード司令官は「EEZ内での軍事活動に沿岸国の許可を得る必要はない」という立場は崩していないものの、「両国で国際法に対する解釈の相違はあるが、事態が深刻化する前に何としても解決しなければならない」とコメント、緊張緩和に前向きな姿勢を示した。（翻訳・編集/NN）