工場従業員1000余名に中毒症状、隣接化学工場の有毒ガスが原因か―吉林省

Record China    2009年5月13日(水) 15時21分

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13日、吉林省吉林市のある企業で1000人以上もの従業員が相次いで目まいや吐き気などの症状を訴えるという事件が起きていると伝えられた。資料写真。

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2009年5月13日、吉林省吉林市のある企業で、1000人以上もの従業員が相次いで目まい・吐き気・手足の痺れ・重度の倦怠感などの症状を訴えるという事件が起きていると伝えられた。中には突然倒れてしまう人もいたという。中国放送網の報道。

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報道によると、12日だけでも症状を訴え診察を受けた人の数は700人にのぼる。入院中の従業員が語ったところでは、診察当初は話すことも出来ず、ひどい吐き気や意識障害に襲われていたいう。また、吉林市化繊病院の医師は、先月20日ごろから受診におとずれる同社の従業員が増え始め、神経系統に症状があらわれるなど特徴が一致しており、顔色が青ざめ、重度の酸欠とよく似た症状も見られると明かした。

同社と道を隔てた場所には、人体に有害な化学物質アニリンを製造する化学工場があり、ここから排出される何らかの有毒ガスによるものではないかとの疑いが被害者の間から出ている。なお、被害者らによると、とくに刺激臭は感じなかった模様。しかし附近にある銀行職員にも同様の症状を訴える人が多数出ており、臨時休業する事態になっているという。(翻訳・編集/岡田)

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