新型ウイルス「HBoV」、中国で初めて検出―浙江省温嶺市

Record China    2006年10月11日(水) 13時21分

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子どもに急性気管支ウイルス感染をもたらすことで知られる「HBoVウイルス」が、中国で初めて発見された。

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2006年10月10日、浙江(せっこう)省温嶺(ワンリン)市第一人民病院の林峰(リンホン)院長が、「HBoVウイルス」の実験室で研究活動をしている。この日、同市の衛生機関が記者会見を開き、新華社など17社のマスメディアに対して、温嶺市で中国初のHBoVウイルスが検出された、と公表した。

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林峰氏をはじめとする研究家たちは、温嶺市第一人民病院で急性気管支ウイルスに感染した子ども240例の検査を行い、うち7例からHBoVウイルスを検出した。体外DNA分析技術を用いてこのウイルスの遺伝子の序列を測定し、その結果はアメリカの遺伝子データベース(Genbank)に登録され、WLL-1(温嶺林峰-1号)と命名された。

「HBoV」とは、子どもの気管支分泌物から発見される新型ウイルスで、国際的な研究資料によれば、一部の子どもの急性気管支ウイルス感染をもたらす病原の一つであるという。現在子ども以外の年齢層人へのHBoVの感染の有無や臨床症状、また予防と治療処置に関する研究が進められている。

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