中国が米長期債券を買い控え=米ドル下落リスク懸念か―中国紙

Record China    2009年5月9日(土) 0時5分

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2009年5月、米国債保有高世界一を誇る中国だが、静かに長期証券から短期証券の切り替えを進めており、米国側の不安を招いている。カーク米下院議員は「中国はアメリカに与えていたクレジットカードを取り上げたようだ」と事態の深刻さを警告している。

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2009年5月、米国債保有高世界一を誇る中国だが、静かに長期証券から短期証券の切り替えを進めており、米国側の不安を招いている。7日、環球時報が伝えた。

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現在、中国は1兆2000億ドル(約119兆円)の米ドル資産を保有しており、米国債の保有高も08年9月に日本を抜き世界一位となった。現在の米国債保有高は8000億ドル(約79兆4000億円)前後に達している。

4月30日付で発表された米財務省のリポートによると、中国が保有する長期債券は1兆760億ドル(約107兆円)、短期債券は300億ドル(2兆9800億円)、株式は1000億ドル(約9920億円)と他国を圧倒する内容。しかし金額は飛び抜けているものの、その資産内容に変化が生じ始めたという。あるアナリストは中国が米ドルの下落リスクを考慮し、長期債券を減らし短期債券を増やし始めていると指摘した。

こうした中国の動きは米国側の不安を呼び起こしている。マーク・カーク米下院議員は4月28日、「どうやら中国は何のメッセージもなく、アメリカに与えていたクレジットカードを取り上げたようだ」と発言、きわめて深刻な影響が生じると警告している。(翻訳・編集/KT)

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