Record China 2009年5月8日(金) 5時51分
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昨年5月の四川大地震により大切なわが子を失った親たちに、中国政府は2人目の子供を作ることを容認。その結果、1641人の女性が再び母親になることを決意した。写真が鮮子文の妻。震災で子を失った母親のうち、最も早く再出産を果たした。
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2009年5月5日、台湾紙・蘋果日報は昨年5月に発生した四川大地震で一人っ子を失った両親たちのその後を取材した。
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「子供さえいれば、生きる希望が持てる」―今年46歳の鮮子文(シエン・ズーウェン)さんと41歳の妻は笑顔で語った。昨年の大地震で彼らは大切な1人娘を失う。彼女は19歳の高校生だった。娘が亡くなってからというもの、妻は娘の部屋で彼女の写真を見ながら泣き続け、鮮さんはそんな妻のそばで黙ってひたすらタバコを吸い続ける毎日だったという。しかし昨年7月、妻の妊娠が判明。鮮さんは妻の身体を気遣い、仕事と家事を一手に引き受け新しい命の到来を待った。そして、今年のバレンタインデーに男の赤ちゃんが誕生。「とにかく健康で無事に育ってくれれば、それでいい」と語る。
「容姿なんてどうでもいい。健康に育ってくれさえすれば」―今年39歳になる別の女性は、現在妊娠7か月。こどもを失って以来ただ泣き暮らしていた彼女に、夫が「子供を作らないか」と持ちかけた。最初は拒絶していた彼女も、ついには夫の説得に従ったという。また、38歳のある男性は、生後2か月になる息子のために「禁酒禁煙でお金を稼ぐ」と宣言。別の42歳の夫婦には双子の赤ちゃんが生まれ、ある34歳女性は男の子を授かった。
だが夫の理解が得られず、2人目の子供を作れない妻もいる。「今さら生んでどうする?子供が10歳になった時には俺たちはもう年寄りだ」と言われた40代の女性は、離婚を真剣に考えているという。(翻訳・編集/本郷)
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