Record China 2009年5月8日(金) 8時58分
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5日、中国国内には少なくとも2000万人以上の喘息患者がいると言われる。治療を受けているのはそのうちわずかに5%足らずだという。写真は瀋陽市内病院の呼吸器内科の診察待合室。
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2009年5月5日、中国国内には少なくとも2000万人以上の喘息患者がいると言われており、治療を受けているのはそのうちわずかに5%足らずだという。「第11回世界喘息デー」を迎えたこの日、中国医学会の鍾南山(ジョン・ナンシャン)会長は記者会見で、「規範的な喘息治療法を定める、気管支拡張薬など基本的薬剤の使用は、保険適用対象にするべきだ」と呼びかけた。中国新聞網が伝えた。
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「中国では“名医も喘息は治せない”という言葉が、長い間民間に流布していたが、これはすでに時代遅れ。喘息は制御可能であり、正しい治療法を行えば治すことができる」と鐘会長は指摘し、「喘息の約80%が、薬で発作をコントロールでき、法外な治療費も必要ではない」と語る。
また、鐘会長は、「子どもの成長期間における喘息は心肺機能に大きな影響を与えるだけではなく精神状態や情緒にも影響する。早めに治療を行えば70%の確率で症状は良くなる。さらに多くの場合、薬剤の使用も不要。朝のせきや運動後の呼吸の不調が喘息のサインなので家族は注意を払ってほしい」と述べ、「何よりも予防が大事だ」と強調した。
喘息は慢性的な呼吸疾患で、アレルギーを原因とする場合が多い。正しい治療が行われない場合、心肺を損傷し、治療が益々難しくなる。そういった喘息への正しい知識を広めるべく、中国喘息連盟は実態調査を行うとともに、全国に喘息専門医を設置する運動や講演会を実施している。(翻訳・編集/小坂)
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