Record China 2009年5月7日(木) 6時43分
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5日、中国国内で大きな影響力をもつ「中国大学ランキング」。その制作者が、特定の大学から数万元の賛助費を受け取っていたという。資料写真。
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2009年5月5日、法制晩報によると、「中国大学ランキング」の制作者である武書連(ウー・シューリエン)氏が成都理工大学を二度訪問、訪問の度に数万元の賛助費を受け取っていたという。武氏側はあくまでも「ランキングは客観的なデータに基づくもの」と主張した。
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武氏を中心とする「中国大学評価チーム」発表の「中国大学ランキング」で、同大学は、2004年は116位、2007年は92位と、その上昇率は群を抜いていた。事情を知る人物によると、2004年に武氏が同大を訪問、この時に「研究賛助費」の名目で5万元(約72万円)ほどの送金が行われ、2006年にも同様のことがあったという。また、同大学の財務関係者と共産党委員会の副書記も「名目は確実ではないが、報酬を送った」と認めている。
大学評価の専門家として有名な武氏、彼の掲げる標語は「三不主義」である。これは大学を客観的に評価するために「いかなる大学にも勤務しない、いかなる大学とも協力関係を持たない、いかなる大学の職員も評価チームへの参加を認めない」というもの。しかし、武氏が大学を訪問して講演するたびに大学側から何らかの金銭を授受するのは暗黙の了解だった。
武氏は、「データはすべて公開された客観的なもの。特定の大学を高く評価することは絶対にない」とし、「こちらから大学へ賛助金を求めたことも、金額等の取り決めもしたことはない」と反論している。(翻訳・編集/小坂)
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