物乞いを使って美人を募集―陜西省西安市

2006年10月10日の午後、陜西（せんせい）省西安（せいあん）市の繁華街にある歩道橋近くで、10人の物乞いが一つづつ看板を掲げ、列をなして街を歩いている。看板には「美人販売員募集、時給は1時間100元（約1500円）」と書かれている。

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話を聞いたところ、これはある酒製造会社が、酒の販売員を募集するために行っている宣伝活動だそう。レストランなどに出張して、食事中の人々にお酒の購入を勧める女性販売員が足りないのだそうだ。

物乞いたちは1時間の看板担ぎとして雇われ、終了後に1人20元（約300円）の報酬が支払われた。このような事はかなり珍しいので、たくさんの通行人が足を止めて道行く彼らに見入っている。物乞いを使うことに対し批判の声は少なくないが、宣伝効果は大いに期待できそうだ。