Record China 2009年5月5日(火) 13時48分
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4月30日、中国国家統計局が29日に発表した「全国都市農村部職員平均給与額」について、現実とあまりにもかけ離れた数値だとして皮肉まじりに批判するブログが出現。写真はヨガを行う中国女性。
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2009年4月30日、衛金桂(ウェイ・ジングイ)と名のる作者がポータルサイト「捜狐」のブログページに「中国女性は平均でどれくらい美しいのか?」という文章を掲載。同サイトの推薦ブログに選ばれた。
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作者はタイトルにある中国女性の美醜についてではなく、国家が発表するさまざまな統計の「平均値」の信憑性と意義について、独自の見解を述べている。そのきっかけとなったのは、4月29日に国家統計局が発表した「全国都市農村部職員平均給与額」の中身であった。
09年度第1四半期の各職場の職員給与額は全国平均で月に7399元(約10万円)、前年同期の6524元(約9万1000円)と比べ875元(約1万2250円)、13.4%の増。こうした平均値は毎年あらゆる分野で発表されているが、その意義は一体どこにあるのだろうか?
「平均給与額で個人の生活水準は説明できない」とする筆者は、「年収数千万元の大金持ちが存在するなかで、普通の中国人の収入がいくらなのかがわからない」と指摘したうえで、「さらに公務員は給与以外に色々な優遇措置の恩恵がある」と断言。「しかも彼らは国民の税金を私的利用して豊かな生活を送っている」と述べている。
さらに、国家が算出する平均値には「統計学上の意義もない」と言い切る。統計の対象となるサンプルは多すぎても少なすぎても意味はない。国家のいう「平均」とは、バスケの選手と卓球選手の身長から割り出した平均身長や、自分の子供と他人の子供の成績から割り出した平均成績と同じくらい、何の意味もない。
「いっそのこと、美人とブスを並べて統計局評議委員会にかけて、美醜平均値なるものを算出し、誰と結婚させるのが適当かを判断するというのはいかがものか?」と作者は皮肉たっぷりに提案している。(翻訳・編集/本郷)
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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