清華大研究チーム、寄贈品から2千年ぶりに「尚書」を発見!―中国

Record China    2009年4月27日(月) 6時12分

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25日、清華大学が入手した戦国時代中期〜後期のものとみられる2300枚余りの竹簡の中から、2000年以上所在不明だった「尚書」のほか、「編年体史書」などが発見されたことが明らかになった。写真は清華大学。

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2009年4月25日、清華大学が入手した戦国時代中期〜後期のものとみられる2300枚余りの竹簡(ちくかん)の中から、2000年以上所在不明だった「尚書」のほか、「編年体史書」などが発見されたことが明らかになった。北京晩報が伝えた。

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竹簡(「清華簡」)は同大の卒業生が海外で購入し、昨年7月に寄贈した。戦国時代中期〜後期(紀元前305〜同250年ごろ)のものと鑑定されている。25日、同大は数か月に及ぶ整理作業を終えて、計2388枚(破損しているものを含む)の鑑定結果を報告した。

同大の李学勤(リー・シュエチン)教授によれば、清華簡の大半が歴史をひも解く貴重な文化財であり、その中には2000年以上所在不明だった「尚書」が含まれる。秦代の焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)の際、「尚書」の多くが散逸したと伝えられている。また、西周初期〜戦国時代前期の事柄が記載されている「編年体史書」も発見されており、その体裁は「竹書紀年(ちくしょきねん)」に類似しているという。このほか、未発見の周武王時代の「楽書」が見つかっている。

同大は同日、出土文献研究・保護センターの設立を発表した。清華簡の全面解読と整理を目的としており、国内外の専門家に協力を呼びかける意向を示している。(翻訳・編集/SN)

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