<中華経済>米コカ・コーラ、匯源果汁の権益取得に向け再出発―中国

Record China    2009年4月25日(土) 19時6分

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24日、米コカ・コーラが中国の大手飲料メーカー、中国匯源果汁集団有限公司の権益取得に向け、再び動き出したことが明らかになった。

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2009年4月24日、24日付香港・経済通によると、米コカ・コーラが中国の大手飲料メーカー、中国匯源果汁集団有限公司の権益取得に向け、再び動き出したことが明らかになった。

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関係筋によると、コカ・コーラは匯源果汁の少数株主権益を取得することや、コカ・コーラと匯源果汁の両社が合弁会社を設立することで、匯源果汁と協議を進めている。合弁会社を設立した場合、コカ・コーラは現金で、匯源果汁は資産を現物出資する形でそれぞれ出資するとみられる。

匯源果汁は香港証券取引所に上場する中国の大手飲料メーカー。同社製品は国内果汁飲料市場の4割以上を占める。現在の株主構成は、創設者で董事長を務める朱新礼氏が発行済み株式の36%を持つほか、仏ダノンが23%、プライベート・エクイティ企業の米ウォーバーグ・ピンカスが6.8%をそれぞれ保有する。

米コカ・コーラの全額出資子会社、Atlantic Industriesは08年9月、匯源果汁に総額179億香港ドルでの完全買収を提案した。匯源果汁の買収は中国市場の開拓強化が狙いで、今年3月には向こう3年で中国市場に計20億米ドルを投じる計画を明らかにしている。

しかし、中国商務部は09年3月18日、米コカ・コーラによる匯源果汁の買収が独占禁止法に抵触するとして、同買収案を却下したと発表。昨年8月1日に施行された同法で初の否決案件となった。また中国国内では、外資による匯源果汁の買収に嫌悪感を示す市民が多く、政府の決定に注目が集まっていた。(翻訳・編集/KS)

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