Record China 2009年4月26日(日) 7時11分
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22日、北朝鮮を「兄弟国」として支援し続けてきた中国内にも、「そろそろ切り捨てるべきだ」との声が多く聞かれるようになった。だが、こうした世論に反論を唱える中国人がいる。写真は吉林省の吉林市博物館で行われた中朝友好交流事業。
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2009年4月22日、北朝鮮を親密な兄弟国として支援し続けてきた中国だが、最近は見返りが少ないことを理由に「そろそろ切り捨てるべきだ」との声が多く聞かれるようになった。だが、こうした世論に反論を唱える中国人教育家が、「鳳凰網」のブログページで独自の見解を展開した。
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教育家の信力建(シン・リージエン)氏は中国と北朝鮮の親密な関係を「同じ共産主義を理想とする戦友」と表現する。中国は朝鮮半島が分断されるきっかけとなった朝鮮戦争で人民志願軍を派遣。戦後の復興にも積極的に支援した。当時の最高実力者である毛沢東は金日成主席との会談で「われわれは家族」と言っている。信氏は北朝鮮を「国際情勢の重要な駒」であり「バランスの中心」と指摘。北朝鮮の存在は中国にとって「切っても切り離せないもの」と強調した。
北朝鮮との関係を断ち切るべきだとの声が上がる中、信氏は「見返りが少ないのではなく、中国が十分に利用できていないだけ」と反論する。今もなお「純粋な共産主義」を守り通している北朝鮮は中国にとって格好の聖地。思想教育の場としては中国の労働改造所より「数倍も成果がある」と指摘する。毛沢東が当時、なぜ北朝鮮を大切にしたのか。「それは将来的に必ず必要になる時が来ると判断したからだ」と信氏は分析した。(翻訳・編集/NN)
●信力建(シン・リージエン)
中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。1982年、中山大学中国文学部卒業。工場、銀行、政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人、農民、労働者など30以上の職に就いた変わった経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中学校など20校を建設、学生数は1万人を超える。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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