Record China 2009年4月25日(土) 7時20分
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21日、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイル問題に絡み、香港出身の政治学者、林泉忠氏が日本の「北朝鮮恐怖症」について解説した。写真は北朝鮮。
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2009年4月21日、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイル問題に絡み、香港出身の政治学者、林泉忠氏が日本の「北朝鮮恐怖症」について解説した。鳳凰網が伝えた。
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北朝鮮は5日、人工衛星と称して長距離弾道ミサイルを発射した。これに対し国連安全保障理事会は13日、発射は国連安保理決議に違反するとして北朝鮮を非難する「議長声明」を採択。これに怒った北朝鮮は14日、6カ国協議からの離脱と核開発の再開を表明した。
林氏によれば、今回の発射問題で北朝鮮は国際社会での孤立という代償を払ったものの、日本の「北朝鮮恐怖症」を刺激することに成功。当初は国連決議案の採択を強く主張していた日本だが、頼みの米国にも見捨てられ、最終的には北朝鮮からの報復を恐れる形で「中国が積極的な役割を果たすことを期待する」と述べるにとどまったと指摘する。
日本がこれほどまでに北朝鮮に「過剰反応」を示す背景として、林氏は日本社会に蔓延する北朝鮮への高い警戒心と極度の不信感を強調。その大きな原因は日本人拉致問題や周辺国として戦後唯一、国交回復していないことにある、と分析した。(翻訳・編集/NN)
●林泉忠(リム・チュアンティオン、りん・せんちゅう)
香港出身の政治学者。琉球大学法文学部准教授、ハーバード大学フルブライト学者・客員研究員。1964年中国アモイ生まれ。1978年に香港へ移住。1989年来日。1994年、桜美林大学国際学部卒業。2002年、東京大学より博士号(法学)取得。日本、台湾、香港などで数多くの論評を発表している。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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