Record China 2009年4月22日(水) 14時16分
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2009年4月22日、体壇週報は記事「大坪中学女子サッカー替え玉事件追跡調査」を掲載した。サッカーが盛んではない重慶市ではこうした不正は決して珍しいものではないという。写真は世界大会に参加した大坪中学チーム。
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2009年4月22日、体壇週報は記事「大坪中学女子サッカー替え玉事件追跡調査」を掲載した。サッカーが盛んではない重慶市ではこうした不正は決して珍しいものではないという。
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今月5日から13日にかけてトルコのアンタルヤで国際学校スポーツ連盟(ISF)主催の「第21回World Schools Championship」が開催された。12日に行われた女子決勝戦では中国代表の重慶市大坪中学が見事優勝した。大坪中学は5試合で28得点を決める圧倒的な力を見せつけたがそれもそのはず。在校生はわずかに2名、残りは助っ人選手、すなわちジュニアユース中国代表選手で構成されていたという。
体壇週報によると、重慶市にはサッカー専門小学校がないため、地元生徒は中学生になってからサッカーを始める。当然、他地域には太刀打ちできるはずもないため、自然と勝つための不正が横行するようになったという。なかでも大坪中学のやり方は目に余るものだったと重慶市の女子サッカー関係者は話す。市の中学生運動会では四川省サッカーチームの選手をスカウトしたり、高校生を参加させていたと明かした。しかしこうした不正を行ってもその実力は重慶市の強豪どまり。世界王者などお笑いぐさだと語った。市の大会では2007年に第66中学が優勝、2008年に巴蜀中学が優勝しているが、実は同じ選手がプレーしている。
なぜ大坪中学は不正してまで大会優勝を目指したのか。重慶市のあるサッカー監督は次のように話している。「北京五輪での女子サッカー敗北を受け、教育部及び中国サッカー協会は学校での育成を重視する方針を打ち出した。重慶市の強豪校である大坪中学は好成績をあげることで政府部門からの資金獲得を目指したのだろう」。「World Schools Championship」開催中、大坪中学は各メディアに試合結果などの情報を送り、宣伝に努めていたという。(翻訳・編集/KT)
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