宗教と娯楽が一体となった仮面劇「儺劇」―貴州省銅仁地区

2006年10月7日、国慶節の大型連休期間中、国内外の観光客が次々と「儺（ヌー）劇の故郷」として知られる貴州（きしゅう）省銅仁(どうじん)地区の徳江（デジャン）県を訪れ、劇を鑑賞している。今年儺劇は国家級非物質文化遺産に認定され、大きくスポットライトを浴びた。儺劇とは宗教と娯楽が一体となった仮面劇であり、「中国芝居の生きた化石」と言われている。専門家の考証によると、徳江県の儺劇は明代の洪武帝時代（1368〜1399年）に始められ、600年以上を経た現在でも、全県103の劇団と700人余りの芸師によって演じられ、1000個の仮面が使われているという。世界で最も頻繁に演じられている伝統劇の一つだそうだ。

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