Record China 2009年4月21日(火) 15時23分
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17日、留学コンサルタントの徐氏は、「中国の文化産業は依然として遅れている」と指摘する文章を発表。若者には積極的に海外に行き、創造性を学んでほしいと語る。写真は武漢美術館で行われた中国と韓国の陶芸家による作品展。
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2009年4月17日、留学コンサルタントの徐小平(シュー・シャオピン)氏は、「新浪」のブログページに「創造産業や文化産業で中国は依然として立ち後れている」などと指摘する文章を掲載した。
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徐氏のブログに、中国美術学院で陶芸を専攻する学生から、卒業したら就職するか留学するか悩んでいるという相談が寄せられた。これに対して徐氏は「留学できるなら行きなさい。欧米が難しかったら、韓国もいいと思う」と答えた。
この相談を読んだ時、徐氏は折しも韓国の首都ソウルで、精巧な工芸品を数多く見かけたばかりだった。「韓国の陶芸技術が中国より高い、なんて言えば論争を巻き起こすかもしれない。だが、韓国の文化産業は中国より進んでいると言っても、誰も私を非難しないだろう」と徐氏はつづける。同国の人口はたったの5000万人ほどで、民族は1つしかなく、歴史も中国と比較すると浅い。しかし、急速な経済発展によって映画やテレビ、音楽、ダンス、設計、ファッションなど各方面で世界に影響を与えるほどの存在感を持っている。
また、昨年公開された米ドリームワークス社のアニメ映画「カンフー・パンダ」についても、「中国文化の魅力を世界にアピールできた映画だが、制作したのは中国人ではない。中国文化を外に発信する前に、海外から持ち込まれている。ハリウッド映画を通じて、中国文化が全世界に伝えられ、中国市場に逆輸入されているのが現状だ」と指摘している。製造業では目覚ましい成長を遂げた中国だが、創造産業、文化産業においては依然として立ち後れている。「積極的に海外に出て、世界各国から学ぶことが大切」と中国の若者に向けてメッセージを送っている(翻訳・編集/SN)
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