<女子サッカー><続報>替え玉は事実!スポーツ界に蔓延する“不正”を正せ―中国

Record China    2009年4月19日(日) 9時15分

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17日、今月トルコで開催されたサッカーの世界大会で優勝した中国重慶市大坪中学女子サッカーチーム。だが大坪中学に在籍していない選手が多数プレイしていたという。写真は問題の女子サッカーチーム。

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2009年4月17日、新華通信社電子版は、世界大会で優勝した女子サッカーチームの身分詐称問題について取り上げ、これを事実とした上で「中国スポーツ界に蔓延する数々の『不正』が教育界にも波及した」と批判する論説を掲載した。

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それによると、今月12日にトルコで開催された「世界学生選手権(World Schools Championship)」女子決勝戦で見事優勝した重慶市大坪中学(日本の高校にあたる)。そのチームメンバーに大坪中学とは無関係のジュニアユースの選手が多数存在しているとの報道があった。これについて未だ正式な調査結果は発表されていないが、同チームの大部分の選手が大坪中学生でないことはすでに確認されている。

今回の世界選手権は国際学校スポーツ連盟(ISF)主催。中国代表チームの選抜については教育界の管轄であり、国内のスポーツ界とは無関係だった。だが、国際大会でこうした不正を行った事実は、中国スポーツ界全体のイメージを著しく損ない、青少年の健全な育成に大きな悪影響を及ぼすに違いない。

中国スポーツ界ではここ数年、賭博にやらせ、暴力、年齢や身分詐称など、あらゆる試合であらゆる不正が横行している。しかも、こうした不正がプロからアマチュアへ、大人から子供へと広がっているのだ。

今回の「大坪中学替え玉事件」に関しては、単に調査結果を発表して終わりにするのではなく、その根底にある大きな病巣を取り除く決意で臨んで欲しいものだ。(翻訳・編集/本郷)

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