Record China 2009年4月15日(水) 14時59分
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14日、北朝鮮は6か国協議からの離脱と核開発の再開を表明した。これについて、中国人ジャーナリストの時事ブログでは、「北朝鮮のやり方は常識人の思考を超えている」と非難し、国際社会と協調して北朝鮮制裁へ動くべきであると主張した。資料写真。
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2009年4月14日、北朝鮮は衛星打ち上げを非難する国連安全保障理事会の議長声明採択を受け、6か国協議からの離脱と核開発の再開を表明した。これについて、中国人ジャーナリストの時事ブログ「章文のブログ」は、「北朝鮮のやり方は常識人の思考を超えている」と非難し、国際社会と協調して北朝鮮制裁へ動くべきであると主張した。
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ブログは北朝鮮の今回の対応について、「北朝鮮の行動は、中国主導で行ってきた6か国協議を『植物人間状態』に陥れた。6か国協議は中国の外交にとって施政業績を挙げるべき最大のミッションだったはずだが、北朝鮮の度重なる『衛星発射』活動により、中国は国際社会において完全にメンツを失ったのである」と怒りをこめて指摘した。
同ブログによると、今回の衛星打ち上げに際して、中国は水面下で北朝鮮と接触を続けてきたものの、彼らの決心を翻すことができなかった。しかし、中国は打ち上げ後も「各国は冷静さを保ち、自制した態度で地域の平和と安定を共に維持してほしい」と述べ、日米からの圧力に屈することなく、北朝鮮制裁に反対を唱える姿勢を貫いた。結果、国連安保理は実質的効力の薄い議長声明を出すにとどまった。
これについて同ブログは「この中国の尽力を、北朝鮮はフイにしたのである。中国の配慮を顧みず、中国の利益など一切考慮しないその態度は、まるでチンピラである」と決め付けた。
中国はこの屈辱にまだ耐えようとするのか?まだ北朝鮮説得に心を砕くのか?中国よ、目を醒ましてくれ。今こそ決断の時だ。はっきりと中国の立場を示すべき時なのだ。狂犬に二度と噛まれないよう、各国と共に、北朝鮮制裁へ動くべきなのだ――。ブログの筆者は強い調子で政府に決断を求めている。(翻訳・編集/愛玉)
●章文(ジャン・ウェン)
中国のジャーナリスト。「中国新聞週刊」取材部主任、「新世紀週刊」副編集長、新華社「環球」編集部主任などさまざまな報道誌に携わる。英紙・ガーディアン特約記者。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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