<金融危機>台湾系企業も本土市場のポテンシャル重視―中国

Record China    2009年4月8日(水) 6時31分

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5日、金融危機で外需が落ち込む中、中国進出した台湾系企業は、中国の内需に依存へ転換を行っている。家具や室内照明、家電を扱う企業は中国を「避難場所」と考え、重点を置く戦略だ。写真は台湾の大手AV機器メーカー・BenQ子会社の江蘇省工場。

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2009年4月5日、金融危機の影響を受け外需が落ち込む中、中国本土に進出した台湾系企業は輸出重視から中国の内需に依存するという転換を行っている。現在、家具や室内照明、家電を扱う企業などは中国大陸を「避難場所」と考え、重点を置く戦略に出ている。中国新聞網の報道。

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台湾の中国時報によると、中国本土における扇風機販売で第2位ならびに暖房機器販売で第1位にある台湾系メーカー「艾美特(Airmate)」は、欧米からの受注が激減した中、人員削減を全く行っていない。同社幹部は、これを「中国本土向け製品に重点を置き、減益を補うという戦略による」と語る。

高級室内装飾用品を扱う広東省東莞市の「永晋集団」もまた、中国本土市場に参入してわずか3年足らずだが、急激な成長が見られそうだという。昨年の売上は1000万元(約1億4000万円)程度で、今年はさらに予算削減が行われたにもかかわらず、売上3倍増が予想される。また、浙江省に工場を置く「台昇家具」も本土市場を重点とする予定だ。

さらに高級家具を扱う「錫山集団」も、同様の狙いのもとに中国市場に営業活動の重点を置く計画だ。世界市場の後退が鮮明に進む中、更なる成長が見込まれる中国市場は台湾系企業にとっても非常に魅力的だ。(翻訳・編集/小坂)

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