2009年4月1日、中国銀聯（中国ユニオンペイ）は外貨両替大手のトラベレックス社（本社英国）と提携し、プリペイドタイプのトラベルマネーカード「銀聯キャッシュパスポート」の発売を開始した。2日付で中国新聞社が伝えた。

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「銀聯キャッシュパスポート」は旅行前に日本円をチャージしておけば、現地の銀聯ATMまたは銀聯加盟店で利用できるという仕組み。記事によれば、中国、香港、マカオを中心にATM17万台と加盟店185万店で利用できる。旅行中にインターネットバンキングを利用して追加チャージすることも可能。

中国は日本人にとって最も人気のある渡航先の1つ。07年に中国を訪れた日本人観光客は延べ約500万人、消費額は計520億元（約7580億円）に上った。今回の新サービスにより、旅行客だけでなく長期滞在する留学生や出張で訪れるビジネスマンにとっても利便性がぐんと高まるだろう。

中国銀聯は中国人民銀行（中央銀行）を中心に政府主導で設立された銀行間決済ネットワーク運営会社。日本では三井住友銀行と提携し、07年12月に中国への渡航者向けのクレジットカード「三井住友銀聯カード」を発行している。（翻訳・編集/NN）