2009年3月31日、深セン商報によると、中国招商銀行と米コンサルティング大手ベイン社がこのほど「2009中国個人資産報告」を発表、1000万元（約1億4000万円）以上の資産を持つ人が09年中に6％増え、32万人に達すると試算されることがわかった。また、投資可能な資産総額は7％増え、9兆元（約126兆円）に上る見通し。

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報告によれば、個人資産額は年々増加を続けており、資産1000万元を超える個人は08年には30万人規模となった。1000万元以上の資産を持つ人が2万人を超える地域は広東省、上海市、北京市、江蘇省、浙江省の5省・市。中でも広東省には資産家が特に多く、08年末までに4万6000人に達し、全体の15％を占めた。また、中国全体の個人による投資可能額は8兆8000億元（約123兆2000億円）だが、広東省では投資可能額が1億元（約14億円）を上回る人は1万人近くもいるという。

個人資産の増加は09年も続くと見られ、資産1000万元以上の富裕層は年内に32万人に達すると試算されている。（翻訳・編集/岡田）