2009年3月29日、広東省広州市で28日夕方より、過去50年来最大級の豪雨に見舞われていると伝えられた。わずか30分で67mmの降水量を記録した地区もあり、交通などが大幅に乱れた。予報によると、豪雨は今後3日間ほど続くとみられる。広州日報の報道。

【その他の写真】

28日朝から濃霧に見舞われていた広州市は予報通り、夕方5時ごろから突然の激しい雷雨に見舞われた。午後8時ごろまでおよそ3時間にわたって降り続き、降水量が100mmを上回った地区も見られた。中にはわずか30分で67mmの降水量を記録した地区もあり、過去50年来最大級の豪雨になった。また、親指大の雹も観測され、農作物にも被害が出た模様。

交通も大幅に混乱。報道によると30〜80cmまで浸水した各主要道路では、午後10時ごろまで渋滞が続き、車両の立ち往生やバスやタクシーを待つ市民による長蛇の列が見られた。200mの距離を1時間かけて進むといった状況だったという。市内各所の浸水道路では人力車が大活躍し、中には1時間で100元(約1400円)を稼ぎ出すつわものも見られた。(翻訳・編集/愛玉)