レッドクリフの名優トニー・レオンも泣かせた!ウォン・カーウァイ監督の「ダメだし」―香港

Record China    2009年3月19日(木) 17時55分

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18日、俳優への厳しい演技要求で知られるウォン・カーウァイ監督が、名優トニー・レオンの演技に何度も繰り返しNGを出して彼を泣かせてしまったことがあると告白した。写真は「楽園の瑕」劇中のトニー・レオン。

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2009年3月18日、香港の著名映画監督、ウォン・カーウァイ(王家衛)氏は俳優の演技に厳しい注文をつけることで有名だが、そんな彼が「過去にトニー・レオン(梁朝偉)の演技にNGを出しすぎて、彼を泣かせたことがある」と告白した。芸能ニュースサイト「新浪娯楽」の報道。

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1990年に製作された香港映画「欲望の翼(原題:阿飛正傳)」で初めてカーウァイ監督に起用されたトニー・レオン。今や香港映画界を代表する演技派であり、カンヌ主演男優賞を獲得したキャリアも持つトニーは、当時すでにテレビドラマの主演で経験を積み、演技には自信を持っていた。しかし、監督はそんな彼に何度ダメ出し。「だめ。だめ。もう一度、やり直し」を繰り返したという。この日、帰宅したトニーは悔し泣き。次の日、彼は監督に「僕のどこが悪いんですか?」と直接質問。監督は「君の演技は顔だけだ。身体全体で演技していない」と答えた。

「俳優が壊れるまでNGを出し続ける」と悪名高いカーウァイ監督だが、1994年の「楽園の瑕(原題:東邪西毒)」では、主演のレオン・カーフェイ(梁家輝)の眠っているシーンに全くNGを出さなかったため、すでにノイローゼ寸前のレオンは混乱して「僕の演技が良すぎるんですか?それとも悪すぎて、無視されてるんですか?」と聞くほど。「眠るなんて目をつぶればできる演技。そんなに深く考える必要はない」と監督は答えたという。(翻訳・編集/本郷)

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