<中国食品>小麦粉の発がん性「増白剤」、使用禁止に8年越しの議論―中国

Record China    2009年3月17日(火) 8時17分

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16日、中国で小麦粉を白く見せるために添加される「増白剤」の使用禁止に向けた動きが、再び活発化している。写真は北京の穀物市場。

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2009年3月16日、中国で小麦粉を白く見せるために添加される「増白剤」の使用禁止に向けた動きが、再び活発化している。人民網が伝えた。

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国家糧食局は昨年のメラミン入り粉ミルク事件を受け、食の安全に対する規制を強化。中国衛生部宛てに「増白剤」の使用禁止を訴えた書簡を再度提出した。中国では小麦粉を白く見せるために過酸化ベンゾイルや過酸化カルシウムが「増白剤」として添加されているが、同局標準質量センターの謝華民(シエ・ホワミン)高級工程師によると、国際的には有害物質のメラミンやスーダンレッドと同様、食品への添加が禁止されている。

こうした「増白剤」は長期間服用すると肝臓癌の原因になるという。今年初めに広東省広州市で開かれた学術フォーラムでは、中国人の肝臓癌(原発性)発症年齢で最も多いのは、これまでの40〜60歳から30〜60歳へと広がっていることが報告された。

使用禁止の声が最初に挙がったのは01年。小麦粉業界の大手65社が連名で関連部門に呼び掛けたが禁止には至らなかった。国家糧食局は中国衛生部に対し、04年から4度も使用禁止を訴えているという。(翻訳・編集/NN)

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