2009年3月7日、今月5日から向こう3か月間、タイへの観光査証（ビザ）申請がすべて無料になる。これを機に中国でタイ旅行ブームが再燃しているという。「中国新聞網」の報道。

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広西チワン族自治区南寧市にあるタイ領事館をはじめ、中国各地のタイ領事館には無料で観光ビザを求める中国人の姿が多く見られた。旅行会社もこのチャンスをいかし、格安タイツアーを企画。ある旅行会社では平均2000元（約2万8000円）ほどの激安価格で6日間のタイ旅行を提供して人気を集めている。

観光査証申請無料の措置は、昨年の政情不安で大打撃をこうむったタイの観光業へ同国政府が行う支援策の1つ。2月には中国各地の旅行社やメディアを招き、積極的にタイ観光キャンペーンを展開した。現在、南寧市の旅行会社が企画するタイツアーは6日間で2080元という安さ。通常価格よりも800元の値下げになっている。特に4月出発のツアーは有名なタイの「水かけ祭り」を楽しめるとあって、人気商品になっている。

現在、北京市や広東省の旅行会社もタイツアーの値下げ競争を行っており、2000元以下まで下げたツアー商品も出ている。いずれにせよ、国内で販売されるタイツアーは昨年に比べ平均で4割近くの値下げとなっている。（翻訳・編集/本郷）