2009年3月5日、京華時報によると、中国航空工業第一集団公司の馮培徳（フォン・ペイダー）科学技術委員会副主任は、中国の大型ジェット機開発計画に触れ、「通信分野や安全システム分野などに特色を持ったジェット機を開発していく」と語った。

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馮副主任は「大型ジェット機の開発には、時間はかかるし、コストもかさむ。だからといって必ずよいものができるとは限らない」とし、「開発予算などの関係で、すべての面で最先端という訳にはいかないため、特色を持つジェット機を開発すべきである」との見解を示した。

馮副主任によると、中国製大型ジェット機の「特色」は、機内で携帯電話やインターネットの利用ができるなどの通信分野と、ジェット機の整備状態や故障発生の可能性を自動感知する安全システム分野で、すでに開発計画に組み込まれているという。

また、馮副主任は「中国の大型ジェット機開発プロジェクトの予算は、欧州の航空会社の開発予算に比べて数分の一の規模しかない」と予算面でかなり厳しいことを明らかにし、「現状から見て、開発には今後さらに多くの時間と費用が必要になる。量産化はかなり先のことになるだろう」と将来見通しを示した。（翻訳・編集/HA）