<中仏>動物像競売のクリスティーズに中国が「制裁」?―海外メディア

Record China    2009年2月27日(金) 10時44分

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26日、中国国家文物局は「クリスティーズのオークションに関連する文化財の国外持ち出し・国内持込み審査についての通知」および声明を発表した。写真は22日、ブロンズ像の返還を求める弁護団を支持する署名を集める北京の大学生ら。

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2009年2月26日、19世紀に英仏連合軍の略奪に遭い、中国から海外に流出したとされる清代のネズミとウサギのブロンズ像が、クリスティーズが主催してパリで25日(現地時間)に行われたオークションで競り落とされた。本件に関し、中国国家文物局は26日、声明を発表するとともに各地の国家文物入出審査管理所に対し「クリスティーズのオークションに関連する文化財の国外持ち出し・国内持込み審査についての通知」を発した。中国新聞社が伝えた。

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今回のオークションについて、同局は「クリスティーズのオークションは、国際公約の精神および不正に持ち出された文化財を元の国に返還すべきという国際コンセンサスに反しており、中国国民の文化権益と感情を著しく傷つけた」と非難の声明を発表した。

また、同時に発信した「通知」では、「各管理所は、オークションに関連する文化財の国外持ち出し・国内持ち込み申告の際、合法的に取得したことを証明する各種証明を提供させ、厳格に審査すること。証明書の未提出または不備がある場合は手続きの許可を与えない」「手続きを認めた文化財については国家文物局に対し、各種証明書を付けて文書で報告する」「審査の際、文化財が略奪、窃盗、盗掘、密輸されたなどの可能性を発見した場合は公安及び税関に報告する」とし、文化財の不法な持ち出し・持込を阻止する内容となっている。

一方、英ロイター通信は中国メディアによる報道を引用し、「この通知はオークションを強行したクリスティーズに対する、中国政府による一種の制裁措置だと、業界関係者は分析している」と伝えた。(翻訳・編集/HA)

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