中国の「高慢」と米国の「偏見」―香港紙

Record China    2009年2月26日(木) 7時55分

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23日、香港紙・亜洲時報は「高慢と偏見」と題した記事で、中国と米国は自らの欠点が原因でお互いに相手の真の姿が見えていないが、本来は「天性のパートナー」であると論じた。写真は北京五輪の米中観戦客。

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2009年2月25日、環球時報によると、香港紙・亜洲時報は23日、「高慢と偏見」と題した記事で、中国と米国は自らの欠点が原因でお互いに相手の真の姿が見えていないが、本当は「天性のパートナー」であると論じた。

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記事では、両国をイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」の主人公になぞらえて、中国を高慢さから将来の伴侶・エリザベスの長所が理解できなかった男性主人公ダーシーに、米国を偏見や先入観からダーシーの真の姿が見えなかったエリザベスに例えている。

記事によると、1980年代の中国人は非常に謙虚で、実務に対する熱意と聡明さには驚くべきものがあった。しかし現在は、ビジネス面だけでなく五輪や有人宇宙船の成功などから自信をつけ、多くの人々が「世界から学ぶべきものはもはやない」と意識するなど、高慢さが幅を利かせていると批判している。

一方、米国は女性主人公エリザベスのように、一種の先入観から中国本来の姿が見えておらず、中国に対して常に不安と疑いを持っている。しかし30年前とは異なり、中国は開放された社会に変貌を遂げており、米国は中国の進歩を忘れるべきでない、と指摘している。

そして最後に「小説では紆余曲折の末ハッピーエンドとなったが、国際関係はそれほど単純でない」とした上で、「両国とも理知と感情を働かせ、相互に依頼する重要なパートナーであることを意識してほしい」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)

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