Record China 2009年2月25日(水) 16時57分
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24日、清朝末期に北京の「円明園」から英仏連合軍に略奪された動物像が競売に出品されることをめぐり、中国側の競売中止の申し立てをパリの裁判所が棄却したことで、中国のネットユーザーたちが怒りの声をあげている。写真は昨年11月に北京で公開されたレプリカ。
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2009年2月24日、清朝末期に北京の「円明園」から英仏連合軍に略奪された動物像が競売に出品されることをめぐり、中国側の競売中止の申し立てをパリの裁判所が棄却したことで、中国のネットユーザーたちが怒りの声をあげている。環球時報が伝えた。
【その他の写真】
競売にかけられるのはウサギとネズミの頭部のブロンズ像。中国にとって「屈辱の歴史」とされる第2次アヘン戦争中に英仏軍に略奪され流出したものだ。世界的デザイナーの故イブ・サンローラン氏の遺産オークションに出品されることに中国側が「盗品」だとして返還を要求したが、オークションを主催するクリスティーズ側は「法的に問題ない」と主張していた。
中国側の訴えが棄却されたことで、ネットユーザー達の怒りはさらに高まっている。ネット上ではフランス製品やクリスティーズへのボイコット宣言、フランス系企業に「窃盗税」を課すよう求めるなど過激な発言が飛び交っている。環球時報のウェブサイト・環球網が問いかけた「クリスティーズを締め出すべき?」というアンケートには90%が「そう思う」と回答。競売の中止を求めた署名運動にはわずか半日で2000人以上のユーザーが参加した。
中国とフランスは、パリでの北京五輪聖火リレーへの妨害事件やサルコジ大統領がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談したことなどにより関係が悪化。フランス製品の不買運動が度々起きている。(翻訳・編集/NN)
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