実家からミカン5トン!持参した大学生の目的は?―浙江省杭州市

Record China    2009年2月21日(土) 2時49分

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18日、旧正月の休暇を実家で過ごして大学に戻ってきたある学生が、実家からミカン5トンを持参し、これを売って学費に充当する計画を立てている。写真は校内で販売する同学生。

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2009年2月18日、中国新聞社によると、春節(旧正月)の休暇を実家で過ごして大学に戻ってきたある学生が、実家からミカン5トンを持参し、これを売って学費に充当する計画を立てている。

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この学生は浙江伝媒学院2年生の巫小賓(ウー・シャオビン)くん。巫くんの実家は浙江省衢州市でミカン栽培をしている農家。元々貧しく、前期の学費も未納になっていたため、ミカンを出荷した代金で学費を支払う予定だった。ところが今年はミカンの大豊作や全国で柑橘類にうじが発生したことなどにより価格が暴落。

旧正月の休暇期間中に実家に帰った巫くんは、父親と協力して収穫したミカン約15トンを売りさばこうと駆けずり回ったものの、売れば売るだけ赤字が増える状態で結局万事休す。値上がりを期待していた旧正月後も、回復するどころか価格はさらに下落してしまった。休暇期間がまもなく終わろうとしていたある日、父親は「ミカンが売れなくては学費を準備できない。自分で何とかしろ」と話し、ミカン5トンを巫くんに委ねたという。

ミカン5トンを持参して大学に戻ってきた巫くんは、「今が一番甘い食べ頃で、1か月後には腐り始める。何がなんでもそれまでに売らなければ」と決意を語っている。(翻訳・編集/HA)

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