2009年2月14日、中国国家水利部の陳雷（チェン・レイ）部長はこの日開かれた「全国水資源工作会議」で、中国が今後厳格な水資源管理制度を確立し、厳しい状況にある水資源供給問題の解決に積極的に取り組み、経済社会の継続的発展を保障していくと述べた。「新華網」が伝えた。

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陳部長は「我が国は人口が多く、水は少ない。水資源の分布は偏っており、生産力のある地域への水の供給問題は未解決のまま。同時に地球規模での気候の変化と大規模な経済開発という2つの要因が重なることで、我が国の水資源情勢は新局面を迎えた」と発言した。

中国全土で現在、年間400億立方メートルの水が不足しており、全国の都市の3分の2が程度の異なる水不足の状態にあるという。農村部では水質レベルの低い、安全性に問題のある水を2億人以上が飲んでおり、毎年干ばつで約1532万ヘクタールの農地が被害にあっている。特にこの冬は中国北部や内陸部の冬小麦生産地で干ばつが続き、一部地域で住民の飲料水確保が困難な状況に陥った。

こうしたことから陳部長は、水資源の配置や保護と節約、水資源の開発に関し、今後は各種法律や法規、政策を用いて明確な境界線を引き、厳格な管理制度を実施する必要性があると強調した。（翻訳・編集/本郷）