2009年2月12日、南京日報は米デューク大学と中国の東南大学が共同で「透明マント」の研究に成功したと報じた。現段階ではマイクロ波に対してのみの効果となるが、最終的には人間の目から見ても透明になることを目指すという。

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ハリー・ポッターの「透明マント」をはじめ、多くの小説や映画で「透明人間」になる道具が登場している。これも人類の夢の一つと言えるのかもしれない。このたび東南大学の崔鉄軍（ツイ・ティエジュン）教授はこの夢をかなえる新材料について語った。

この新材料は光線を吸収、屈折させることで、あたかも透明になったかのように見えるのだという。研究グループは2006年からこの新材料の研究に取り組んでおり、この成果はまもなく米科学誌・サイエンスに掲載される。将来的には目でも見えないステルス兵器の開発につながるほか、その技術はさまざまな民用分野での応用も期待される。ただし現在はまだ理論段階であり、実用化にはなお長い道のりが必要だという。（翻訳・編集/KT）