たばこを吸う老人像は、中国人の公徳心の指標?―甘粛省蘭州市

Record China    2006年9月25日(月) 10時54分

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運ばれてきて1週間もたたないうちにたばこが差し込まれたシルクロードのシンボル像。

2006年9月25日、甘粛(かんしゅく)省蘭州(らんしゅう)市の建蘭(ジェンラン)路歩行者天国に置かれた老人の像がたばこを吸うことになった。調べによると、このシルクロードのシンボル像は他の地方から蘭州に運ばれて来たばかりだという。ここに設置されてからまだ1週間もたっていないというのに、口元に開いた穴にたばこを差し込まれたのだ。通りがかりの人々もただ眺めるだけで、このいたずらに対して憤る人すらいない。現在中国では、経済が発展すると同時に生活も豊かになってきている。しかし公共道徳の水準はまだ低いのが現実だ。中国の古いことわざに、「十年樹木、百年樹人」というのがある。1本の木を育てるには10年かかるが、素質が高い人を育成するにはさらに多くの時間がかかる、という意味だ。人々の素質は中国の発展に関わる重要な問題だと、一部の知識人たちは心配している。

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