Record China 2009年2月9日(月) 17時11分
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旧暦1月15日は「元宵節」。日本の「小正月」にあたり、これをもって中華民族にとって年間最大の祝祭日「旧正月」は幕を閉じる。この日は各地でランタン祭りが催され、家族揃って「元宵」と呼ばれる白玉団子を食べる。写真は福建省福州市のランタン祭り。
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旧暦1月15日は中国の伝統行事「元宵節」(げんしょうせつ)。日本で言う「小正月」にあたり、これをもって中華民族にとって年間最大の祝祭日「旧正月」は幕を閉じる。この日は各地でランタン祭りが催され、街のあちこちで色とりどりのデザインの張り子の燈籠がともされる。また、家族揃って「元宵(ユエンシアオ)」と呼ばれる白玉団子を食べる習慣がある。
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ランタンで小正月を祝う由来には諸説あるが、「仏教説」と「道教説」に分かれる。仏教説では、正月15日に仏舎利を拝観し灯りを仏に捧げるという習慣が、東漢(25〜220年)の明帝時代に宮廷に取り入れられ、庶民にも普及したというもの。これに対する道教説は、天官(天の神)の誕生日である「上元」(旧暦1月15日)を祭る習慣から発生したというもの。地方によっては「天燈」と呼ばれる明かりをともした気球を一斉に上げることもあり、夜空がロマンティックに彩られる。
また、この日に「元宵」と呼ばれる白玉団子を食べる習慣についてだが、これは餡入りの白玉団子をゆでた温かいデザートで、南方では「湯元(タンユエン)」と呼ばれる。「湯元(タンユエン)」と“家族団らん”を意味する「団円(トゥアンユエン)」の発音が類似しているために、一家揃って円満な1年を願いながら食べる。餡は黒ゴマのあんこや白砂糖、豚のひき肉まで多様で、上海を南下した港町・寧波のものが有名。(翻訳・編集/愛玉)
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