「方言話す人は教養ない」と地元紙、抗議殺到で編集者停職―上海市

Record China    2009年2月8日(日) 9時13分

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7日、上海の地元紙「新民晩報」に掲載された「上海方言を話すのは教養がないことの表れ」という一文に上海市民の抗議が殺到し、該当記事の編集者が停職に追い込まれる騒動に発展しているという。写真は昔ながらの面影をとどめた上海の下町。

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2009年2月7日、成都商報によると、4日付の上海紙「新民晩報」の記事に市民が激怒。抗議が殺到したため該当記事の編集者が停職処分に追い込まれた。

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問題の記事は、上海グランド(上海灘)で活躍する「新上海人」を採り上げた評論。そのなかの「新上海人は浦東地区にあるオフィスビルに集中している。新上海人は標準語を話し、上海語(上海方言)を話すのは教養のないことの表れだ」という一節が、地元住民の怒りを買った。

「上海市から一度も離れたことがない多くの住民は、標準語を話す機会も必要もない。上海語しか話せない住民は教養がないというのか?」との抗議が同紙に殺到。ネット上ではこの評論の著者である李大偉(リー・ダーウェイ)氏の「人肉捜索」(インターネットを利用した個人情報捜索)も始まった。

これに対し同紙は5日に声明を発表。問題の評論は06年に出版された同氏の「上海市井」からの抜粋であり、掲載理由は標準語の普及と上海語の保護を訴えるためだったと説明。同紙は「読者を傷つける結果になった」と謝罪し、該当記事の編集者を停職処分としたが、上海市民の怒りはいまだ収まっていない。(翻訳・編集/本郷)

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